進撃の巨人 The Final Season 14話 考察

進撃の巨人考察...
進撃の巨人 The Final Season 14話(#73)考察(原作138話までのネタバレ注意)

エレン、絶交宣言の真相

エルディアの問題を解決するのに争いは無用

と言ったエレンの言動から

振り返ってみたいと思います

エレン、ミカサ、アルミンの3人が揃ったのは

なんか久しぶりな気がします

今この3人揃うともはやなんでもできそうな

気さえしますが

今回はそういう話ではないのでストーリーに入り込みたいと思います

エレンは二人との再会前から自傷行為をして

いつでも巨人化できる状態で現れたので

エレンの用心深さが伝わります

やはりミカサの強さには対立気味な

今の関係からすると

警戒せざるを得ないといった感じが伝わります

当然それはミカサとアルミンにも感じ取れる

ものだと思います

エレンの中には大義名分があるとはいえ

これまでの親友以上の信頼関係をバツッと

断ち切ったというふうにも見えます

むしろ敢えて示した意思表示とも取れます

ミカサとアルミンからすればその行為は

信頼関係の破綻に見えるので

大変ショックだったと思います

エレンの内心の部分には3人の対話のやりとりからも

考えてみたいと思います

アルミンとの絶交宣言

アルミンの恋心はベルトルトを取り込んだことによる意識

エレンがアルミンに言った操られているという表現が

自分にも当てはまるとアルミンにも察してもらいたかったのではないでしょうか?

ミカサとの絶交宣言

エレンはミカサのアッカーマン一族としての習性を

ジークから得た情報に嘘を交えて説明をする

・アッカーマン一族はエルディアの王を守るために設計された

・死に直面する極限状態で覚醒する

・突発性の頭痛は宿主を守ることで強いられる

 本来の自分の意志が抵抗することで生じる

 

奴隷と家畜というワードは自分に当てはめているのではなかろうか?

嘘をついたエレン

・ミカサの突発性の頭痛は家族のことを思い出した時や

 家族と認識しているエレンを失いそうになった時に発症している

・マーレでのジークとの会話でもミカサの行動はエレンが好きだからと結論づけている

エレンはミカサに嫌われる必要があった

自分がいなくなった後のミカサを思えば

ミカサがアッカーマン一族の習性のせいで

自分に執着していることにした方が

話が早いと思ったからだと思います

嫌われようとする反面

エレンの言った争いは無用という言葉には

お前らとは争いたくないんだよ、俺は。という

本音が感じ取れます

それに反してイェーガー派は

ザックレー総統を暗殺するくらいやる気満々なのが

内心エレンはオイオイそこまでやるかね、とか

自由意志を尊重するぜ俺は、とか

実際イェーガー派の協力はあったほうが

ジークに接触するのに効率的だし

みたいな考えがエレンの中では渦巻いていて

頭の中ぐちゃぐちゃな状態だったからこそ

静かに話したいという言葉が

エレンとミカサの前では言えたのかな

なんて思ってみたりしました

でもエレンの行動は本末転倒になっていて

そもそも青年になったエレンの今現在の

純粋な行動理由は仲間を守ること

仲間というのはミカサ、アルミンはもちろんのこと

104期訓練兵時代からの仲間ジャンとコニー

そしてヒストリアを守ることだと思います

広い意味では調査兵団やエルディア国も

含められるとは思います

昔は「調査兵団のみんな」という表現が

マーレでのライナーと再会した時の会話では

「仲間」という表現に変わっていることからも

年月と共に大切な人が増えていると

捉えることができます

では本末転倒になっているのにエレンは

この行動を修正しないのか

それはエレンの中にある進撃の巨人が

エレンの頭を支配しているからに

他ならないのではないでしょうか?

エレンは何故自らミカサとアルミンと

対話することにしたのか

進撃の巨人の意識の奴隷となったエレンは

ミカサとアルミンのことが足枷になっていた

いっそ嫌われた方が思い切って行動できる

迷いを断ち切ることができる

少し前まで閉じ込められていた地下牢で

自分自身に戦えと言い聞かせていたことから

エレンが内心迷っていたのは間違い無いと思います

その反面、ミカサとアルミンに自分の気持ちを

全部察してもらいたいっていう淡い期待もあって

対話に踏み切ったのかなと考えました

ミカサとアルミンに察してもらえれば

ジャン達にも伝わるかもしれない

仲間と争わずに済み、自分一人が悪者になり

エルディア国が救えればそれでよしとしていたのかもしれません

ミカサのあなたは優しい人という言葉は

本当はすごく嬉しかったけど

それではこの対話での目的は達せられない

だからより一層辛辣な言葉を並べるしかなかった

それでも伝わらなかったと感じたのか

流れでそうなったのか、拳を使うことになる

神対応のアルミン

アルミンの行動と言動はエレンの本意に

気づき、アルミン自身もそれに乗っかろうとした

前提なら流石の一言です

アルミンの格闘技術ではエレンには勝てない

自分の恋心を傷つけられたことを含めたとしても

アルミンらしからぬ愚かな行動

アルミンなら誰が相手でも論破できるはず

ミカサはエレンの本意に気づいていないと

アルミンは考えたのだと思います

だとするとミカサの心はズタズタに傷ついた状態

エレンを論破してはエレンの本意を不意にする

言葉を使わず最善の行動を選んだら

感情的にエレンに立ち向かう姿を見せることで

ミカサの心の傷を共有してあげること

ミカサは言わば失恋状態

この後もしばらくはミカサにかける言葉は

見つからないであろう

最後にエレンに投げ捨てるように言った言葉で

決別宣言にも取れるし、

エレンの気持ちを察したようにも取れます

その場にはイェーガー派も居たので

勘づかれることもない

ある意味神対応である

参考 進撃の巨人 The Final Season 14話(#73)    漫画 進撃の巨人 138話まで ※ネタバレ注意  自己解釈を織り交ぜているのでご了承ください

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