進撃の巨人 The Final Season 12話(#71)考察(原作137話までのネタバレ注意) Part I

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進撃の巨人 The Final Season 12話(#71)考察(原作137話までのネタバレ注意) Part I

オープニング
アニ×アルミンを考察
ピクシス×イェレナを考察
アルミンを本格考察

・危険予知能力
・両親、祖父母
・両親の行動
・ケニーの祖父の言葉
・アルレルト家迫害説
・外の世界の本
・壁内の文明
・外の世界の本の発案者は巨人継承者説
・祖母の正体
・外の世界の本の作者はアルミンの祖父説
・予言書説
・アルレルト家の正体
・祖父のシナリオ
・始祖ユミルの創造物説
クロージング
進撃の巨人 The Final Season 12話(#71)考察 Part IIはこちら 宜しければご覧ください https://youtu.be/Z8rzBNKlx7s
参考 進撃の巨人 The Final Season 12話(#71)
   漫画 進撃の巨人 137話 ※ネタバレ注意
自己解釈を織り交ぜているのでご了承ください
Twitter @takaharadaisuke

アニが管理されている地下に来たアルミン

アニから得られる重要な情報を実はもう手に入れている可能性はないのか?

アルミンは和解を望んでいる方なので

マーレを潰すのは本意ではないと思います

アルミンについては後ほど深く掘っていきたいと思います

イェレナはなぜピクシスに本当のことを話始めたのか

まずイェレナがなぜマーレ政府に

反旗を翻したのかを振り返りたいと思います

初めて調査兵団と接触した時に

ハンジのマーレに恨みを持つ亡国の民

マーレ軍に潜入する諜報員かとの問いに

イェレナはマーレに故郷を奪われ兵士として

徴用されたがマーレに抗う気概が失われかけた頃

ジークに出会い、巨人の力を悪魔ではなく

希望に感じた

ジークの命を受け、その目的はエルディア人の解放

と言っていました

ということは、おそらく

イェレナがその先に見ていたものは

エルディア人側につくことによって

故郷を奪ったマーレへの復讐

さらにはその故郷を取り返すことが

できるかもしれないというところまで

見ていたのではないかと思います

なので話を12話に戻しますが

イェレナが本当のことを話し始めたのは

結果的にコソコソした部分もあるが

エルディア人の解放という意味では

イェレナ達の義勇兵とエルディア国の兵政府との

目的は一致している

ということの意思表示

そしてこのままイェレナ自身が

自由を奪われていてはやりにくい

と同時にイェレナ達の提案した作戦を受け入れるか

躊躇している兵政府の背中を押すことで

イェレナの思惑通り動かしたかった

ということなのかもしれない

それにはエレンに接触したのはエルディアを想ってのことだったと

ピクシスにわかってもらわなければならない

一方でイェレナがエレンと密会した理由は

好奇心からで単独行動だったと認めている

これは他の義勇兵を守るための

言葉だったのかもしれない

ピクシスがイェレナとエレンの会話の内容を

聞くときにうまい嘘のつき方は

事実を混ぜて喋ることと言った言葉から

ピクシスはイェレナの言葉は信じていなようでした

エレンとの会話の内容も嘘をつくだろうと思ったから

少しでも事実を喋らせようとしているように聞こえる

まだまだ疑っているぞ、信じてほしければ

素直に本当のことを言えというピクシスの心の声が

聞こえるようでした

アルミンとミカサがザックレー総統に

エレンと面会できるよう申し入れたが断られた

再び兵政府は始祖の巨人をエレンから他の器へ

継承することを考えているとアルミンは推察

それを聞いたミカサは再びザックレー総統の

部屋の外から会話を聞いて情報を得ようとするが

アルミンがそれを止める

まず、なぜ止めたのかが不明

その直後、ザックレー総統の部屋で爆発が起きる

アルミンが止めなければミカサの命もやばかった

アルミンにはそんなことまで

わかってしまうのしょうか?

アルミンが正解を導き出せるのは単に頭がいいとかの

次元を超えているのではないのか?

未来が見えているのかもしれない

アルミンは未来からの使者なのかもしれない

ここまでアルミンの素性があまり

明かされていないのも気になります

アルミンの身内について

思い出していきたいと思います

両親についてですが原作とアニメで異なります

原作では846年、巨人に奪われた領土を奪還すべく人類の人口2割を投入し

総攻撃を仕掛けるも失敗した

ウォール・マリア奪還作戦

いわゆる王政の口減らし作戦

これに駆り出されて死亡したことになってますが

アニメでは気球に乗って璧外へ行こうとしたため

サネスら中央憲兵に葬られたことになっています

どちらにせよ亡くなっているということですが

おじいちゃんは少し違います

こちらも原作とアニメで異なりますが

アニメでは前述した846年の王政の口減らし作戦

これによって亡くなったことになっていますが

原作では生死については触れられていません

原作とアニメで共通するのは

アルミンのおじいちゃんが外の世界の本を

隠し持っていたということ

ここからは僕の個人的解釈ですが

おそらくアルミンの両親が璧外へ行こうとしたのは

この本か、おじいちゃんの影響だと思われます

息子であるアルミンを置いて璧外へ行くというのは

どういう神経なのか?

これは使命感から起こした

行動ではないのでしょうか?

璧外へ行き何かを伝えにいかなければならなかった

自分たちが出てもおじいちゃんが

息子の面倒を見てくれる

あるいはおじいちゃんが

そう進言したのかもしれません

そう仮定した上でケニーの言葉を思い出したいです

厳密にはケニーの祖父の言葉ですが

壁内の大半の人類は一つの血縁からなる単一の民族

それ以外の少数派の民族は

記憶の改竄の影響を受けない

王の理想の為の過去の歴史の根絶を自らの意思で黙秘しなければならない

ほとんどの血族がそれに従った

その言葉からアルレルト家は始祖の巨人の

記憶の改竄の影響を受けない少数派の

黙秘をしていた民族なのではないでしょうか

加えて845年まだ壁内が平和だった

当時10歳だったアルミンは

近所の子供達からは異端児だといじめられていました

その時は人類はいずれ外の世界に行くべきだと

言ったからだと言っていましたが

それ以前からいじめっ子達にちょっかいを

出されていた可能性もあります

それはつまりアルレルト家は迫害に遭っていたという

可能性にも繋がります

次にアルミンのおじいちゃんが

隠し持っていたという外の世界の本

この隠し持っていたというのが引っかかります

おじいちゃんはアルミンに外の世界の本を

見せるつもりは無かったのではないかという

可能性もあるのかなと思えます

見せるつもりがなかったのなら

なぜ処分していなかったのかという話にもなります

外の世界の本という代物だけあって

安易に処分してしまうと誰かに見つけられ

憲兵、あるいは中央憲兵の耳に入ると

アルレルト家は消されかねないとも思われます

だから誰にも見られないように隠していた

そしてそれをアルミンが見つけてしまった

さらにアルミンからエレンに伝わり

この物語が動き始める

つまりこの外の世界の本というのは

この進撃の巨人という物語の起点になったモノ・・・

にもかかわらずこの本について

あまり語られていないのはなぜなのか?

進撃に巨人が2021年4月で完結することは

決定していますが

外の世界の本の存在は続編に繋がる

伏線に思えてきました

では外の世界の本には何が書かれていたのか

巨大な塩の湖、これは海のことでした

炎の水、氷の大地、砂の雪原

この3つについてはまだ出てきていませんが

僕が想像するに炎の水はマグマ

氷の大地は北極や南極のようなところ

砂の雪原は砂漠のことではないかと考えました

この本が壁地の壁ができる前からあったとすれば

原作2話の話をもとに考えると

少なくとも850年の当時から107年前

すなわち743年以前にはこの本は存在していた

ということになります

ただ始祖の巨人の記憶の改竄の影響も考えると

この数字は揺らぐ可能性はあります

ですが原作99話でタイバー家当主

ヴィリー・タイバーのマーレのレベリオでおこなった

世界中の要人たちの前でのスピーチで

約100年前の巨人大戦の顛末・・・という

発言をしているので743年という数字は

揺らいだとしても微々たるものだと思います

数字の根拠はこの辺にして

もっと気になるのはアルレルト家にあった

外の世界の本が巨人が世界を支配していた

時代あるいはそれ以前に誰がどのように

この本を書いたのかということです

壁内の文明がどこまで進んでいたのか

考えてみたいと思います

漫画やフィクション、創作物にそこまで

深掘りするのは愚の骨頂ではないかと

思う人もいるかもしれませんが

この作品はそこまで深掘りする価値があると

僕は思っているので存分に

楽しませていただきたいと思います

ウォール・マリアを奪還した調査兵団が

イェーガー家の地下室で見たグリシャのマーレ時代の家族の写真を見た時に肖像画とか人が書いたものとは

思えないなどの感想を述べていたので

壁内の文明レベルはカメラがまだ存在していない

程度のもの

それはおそらく約100年前にマーレから

パラディ島に来た段階でのマーレの当時の

文明レベルがその程度だったのだと思います

壁内は鎖国状態なので文明の進化は

緩やかだったからだと思われます

それを前提に100年以上前に外の世界の本が作れるのでしょうか?

作れないとは言い切れませんが

巨人大戦のあったその時代に

世界中を見てきたような本を人が作るのは

ほぼ不可能だと僕は想像します

人ではなく巨人が作ったのだと仮定すれば

可能ではないでしょうか

巨人継承者なら記憶も継承できますし

かつてのエルディア帝国は巨人の力で

世界を支配していたのでその過程で

世界中を見てきたから辻褄は合います

もう一つ疑問があります

約100年前のその時代に

製本する技術があったのか?

かろうじて本という形

書物的な状態にはできたとして

約100年後にそれが読めるという

保存状態であったというのは

ちょっと厳しいかなとも思います

それを現実とするにはどんな方法があったのか?

ここまでアルミンのおばあちゃんが

まだ出てきていないという伏線を生かしてみます

アルミンのおばあちゃんがかつては

始祖の巨人継承者だったという仮説はどうでしょう

これならこの物語の始めから今に至るまで

アルミンのおばあちゃんが現れていないのも

とうの昔に亡くなっていたからという

理由にもなり得ます

記憶の継承で外の世界のことを

文献として記録していた

その文献を夫であるアルミンのおじいちゃんに託した

それを本にしたのがアルミンのおじいちゃん

当然のことながら壁内の世界の成り立ちから

一般に出版や公開することはできないので

世界に1冊だけの特別な本

そうなるといろんな可能性が考えられます

その文献には他にも重大な情報が記録されている

例えば始祖ユミル誕生以降の歴史

例えばこの世界の未来のこと

でも未来のことがわかっても

不戦の契りの効力があるとただ待つことしかできない

ここでアルミンのおじいちゃんの

出番ではないでしょうか?

未来のことが分かればその時その時の

行動の仕方で未来が変えられるかもしれない

そしてそれを実行するのをアルミンに

託すこともできたかもしれません

僕の想像では

アルレルト家の正体は王族の分家にあたる

ただそうなると少し前に述べた

アルレルト家は始祖の巨人の

記憶の改竄の影響を受けない少数派の

黙秘をしていた民族なのではないでしょうか

という話はどうなったんだと

思われるかもしれませんが

それも一つの可能性という話で

これはまた別の可能性を探っているという

ていで聞いていただければと思います

壁の外の世界に行きたい、探検したい

アルミンはそれをエレンに伝えました

エレンは始めのうちはその本が憲兵に見つかったら

捕まることを心配していました

その本のことを生き生きと語るアルミンを見て

考えが変わっていきエレンにスイッチが入りました

一生壁の中でただ飯食って寝て生きるだけ

家畜と一緒じゃないかと

アルミンのおじいちゃんはアルミンやアルレルト家の子孫の幸せを願っている

そのためにはエルディアの民が

迫害されない未来を築かなければならない

それには多くの犠牲を伴うことだが仕方がない

あえてアルミンの言葉を借りると

何も捨てることができない人には

何も変えることはできないだろう

アルミンのおじいちゃんのシナリオでは

こうだったのではないでしょうか?

子供の頃からちょっと危うい思想を潜在的に

持っていたエレンに始祖の巨人の

地ならしを使わせ世界を絶望に陥れたタイミングで

隠れ王家の血族のアルミンに始祖の巨人を

継承させる

不戦の契りが復活し世界の危機を救った英雄となる

エルディアの民の人権が見直される

というシナリオがあったのではないかというが

僕の想像です

もう一つ全く別の可能性も考えてるんですが

そちらもお話しさせていただきたいと思います

まず参考にさせていただきたいのが

原作115話の始祖ユミルが半壊したジークの体を

始祖ユミルの空間で土をこねて

元通りに戻したというシーンと

原作120話のその土を使って

巨人やモノも作れてしまうのかというシーン

それを根拠に想像したのが

アルミンは始祖ユミルが土をこねて作られた人間

ではないかということです

そしてアルミンを始祖ユミルの意思で

コントロールしていたのではないでしょうか?

更にはアルミンの両親やおじいちゃんは

実は存在していない

だから今までアルミンの身内について語られてこなかった

エレン、ミカサ、アルミンはこの物語の

最重要人物でありながらアルミンだけが

今だに謎多き存在であり

そこに触れられることもない

それこそが無言の伏線だったというのが

もう一つの僕の想像です

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